Masakiです。
物価高騰の中、なるべく生活費は下げたいものですよね。
今回は格安SIMでもある、povo2.0(ポヴォ2.0)についての解説記事です。
- povo2.0とは?基本料金0円から始められる格安SIMサービス
- povo2.0の仕組みと特徴(基本料0円・トッピング制について)
- auとpovo2.0の違いとは?(auの通常プラン vs povo2.0の比較)
- povo2.0のメリット(長所)
- povo2.0のデメリット(短所)
- povo2.0でできること・できないこと
- povo2.0のデータ専用プランとは何か?(通話なしSIMの特徴)
- povo2.0の料金トッピング一覧
- povo2.0のトッピング購入方法【povo2.0 トッピング 方法】
- povo2.0を新規契約して電話番号を取得する方法【povo2.0 電話番号 取得】
- 他社からpovo2.0へ乗り換える方法(MNP転入の手順)
- povo2.0をiPhoneで使う方法(初期設定とAPN設定)
- povo2.0をAndroidスマホで使う方法(初期設定とAPN設定)
- 1.対応端末の確認とSIMロック解除
- 2.SIMカードまたはeSIMの準備・挿入
- 3.APN設定(アクセスポイント名)の手動入力
- povo2.0をパソコン・タブレット・モバイルルーターで利用するには
- povo2.0利用時の注意点とよくある質問
- まとめ:povo2.0でスマホ代を賢く節約しよう
povo2.0とは?基本料金0円から始められる格安SIMサービス
povo2.0(ポヴォ2.0)は、KDDI(au)が提供するオンライン専用の格安SIMプランです。

最大の特徴は、月額基本料金が0円で利用できる点にあります。
データ容量や通話定額などは必要に応じて後から追加購入(=「トッピング」)する方式になっており、自分の使いたい分だけ支払う新しい料金体系です。
つまり、使わない月は料金0円に抑えることも可能で、スマホ代を大幅に節約できる柔軟なプランとして注目されています。
また提供元は大手キャリアau回線のため、格安SIMでありながら全国99%以上の4G LTE/5Gエリアで安定した通信が可能です。
povo2.0は2021年9月に開始されたサービスで、従来の「povo1.0」プランを進化させたものです。
従来プランでは月額料金がかかっていましたが、povo2.0では基本料を完全に0円とし、ユーザーが必要なときに必要な分だけ支払う「オールトッピング」形式を採用しました。
このため、ライトユーザーからヘビーユーザーまで、自分の利用スタイルに合わせて無駄なく使えるのが魅力です。
例えば月によってデータ使用量にばらつきがある人でも、povo2.0なら使わない月は0円、使う月だけデータトッピングを購入するといった調整ができます。
提供開始以来、「基本料金0円で使える」「自分でプランを作れる」として、多くのユーザーに支持されています。
povo2.0の仕組みと特徴(基本料0円・トッピング制について)
povo2.0では、まず基本プランとして月額料金0円・データ容量0GBの状態からスタートします。
この基本プランには最低限の通信・通話機能が含まれており、追加料金なしでも以下のような利用が可能です。
128kbpsの低速データ通信
データ残量がない場合でも、送受信最大128kbpsの速度で通信できます。
基本料0円でもメールやテキスト中心の軽い通信であれば一応利用可能です(高速データ通信をするには後述のデータトッピング購入が必要です)。
音声通話の着信
基本プランでも電話番号が割り当てられるため、着信通話は無料で無制限に受けられます。
サブ回線として着信専用に使うことも可能です。
SMSの受信
音声通話機能ありの契約であればSMS(ショートメッセージ)の受信は無料でできます。
銀行や各種サービスの認証コード受信などにも基本料0円で対応できます。
一方で、発信や積極的な利用は都度料金が発生します。
例えば音声通話の発信は30秒ごとに22円(税込)といった従量課金制になっており、SMS送信も1通あたり3.3円(税込)(全角70文字まで)と有料です。
高速データ通信も何もトッピングしなければ128kbpsに制限されます。
このように「0円で維持はできるが、使うときだけ有料部分を購入する」というのがpovo2.0の基本的な仕組みです。
povo2.0のトッピングとは、必要な分のデータ容量や通話定額オプションを追加購入できるサービスのことです。
ユーザーはスマホアプリなどから欲しいトッピングを選んで購入し、即座に適用することができます。
トッピングには有効期限が定められており、短期(例:有効期間1日や7日)、中期(30日間)、長期(90日〜180日間)から選択可能です。
自分の利用期間に合わせてトッピングを組み合わせることで、従来の月定額プランにはない柔軟性を得られます。
また、povo2.0には「#ギガ活(ギガかつ)」というユニークな仕組みもあります。
これはコンビニや飲食店など提携先で買い物・サービス利用をすると、特典としてデータ容量(ギガ)がもらえるプログラムです。
日常の行動で少しずつデータ容量を貯めることができ、うまく活用すれば実質的にお得に通信量を確保できます。
例えば対象のコンビニで買い物すると◯MBプレゼント、といったキャンペーンが随時行われています(詳細は公式サイトの案内をご確認ください)。
このように料金支払い以外の方法でもデータを増やせる点もpovo2.0のユニークな特徴です。
auとpovo2.0の違いとは?(auの通常プラン vs povo2.0の比較)
現在au回線を利用中の方や、auの名前を聞いてpovo2.0に興味を持った方も多いでしょう。
ここではauの通常料金プランとpovo2.0の違いを整理します。
料金体系の違い
au本体のプランは月額◯◯GB〇〇円定額制が中心で、プランによりデータ容量や通話定額が含まれています。
一方povo2.0は基本料0円+従量制で、必要な分だけトッピング購入する形です。
使わない月の料金を0円にできるのはpovo2.0ならではのメリットです。
サポート・申込方法
auのプランは全国のauショップ店頭や電話窓口でサポートが受けられ、対面での契約相談が可能です。
それに対しpovo2.0はオンライン専用ブランドのため店舗サポートはありません。
申し込みや各種手続きはすべてWebやスマホアプリから自分で行います(チャットサポートやFAQは用意されていますが、基本的に自己解決が前提です)。
提供サービスの違い
au契約ではキャリアメール(○○@au.com等)や各種オプション(家族割・セット割など)、故障サポートサービスなど大手キャリア独自のサービスが利用できます。
povo2.0ではキャリアメール提供がなく、家族割引なども対象外です。
端末補償オプションも一時提供されていましたが、新規受付は終了しました。
こうした付帯サービスを省くことで低価格を実現しているのがpovo2.0です。
通信品質・エリア
通信エリアや速度は基本的に同じです。
povo2.0はauと同じ回線網(4G LTE/5G)を使用するため、エリアカバー率はauと同等で都市部から地方まで広範囲で繋がります。
通信速度も通常時はau契約と遜色なく高速です(ただし大量通信時や混雑時には速度制限がかかる可能性がある旨が公式に案内されています)。大手キャリアのサブブランドとはいえ、回線品質の面では安心できます。
料金の割引施策
au本家では家族人数や固定回線とのセット契約で毎月割引が受けられるケースがあります(家族割プラスやauスマートバリュー等)。
povo2.0にはそうした継続割引やセット割は一切ありません。
その代わり基本料0円で必要最低限から使えるため、「割引条件のために不要なオプションを付ける」などの心配がないシンプルさが魅力です。
以上のように、「フルサービスで手厚いサポートが欲しいならau、本当に使う分だけ安く抑えたいならpovo2.0」という棲み分けになっています。
特に現在auで毎月の料金が高いと感じている人は、povo2.0へ移行することで大幅なコスト削減が期待できます。
ただし自分で手続き・管理をする必要がある点や、キャリアメールが使えなくなる点には注意しましょう。
UQ mobileとの違いについても触れておきます。
UQ mobileは同じKDDI系列の格安ブランドですが、こちらは月額○GBで○○円といった定額プランが中心で、店舗サポートも一部受けられる中間的なサービスです。
povo2.0はより徹底してコスト削減志向の強い人向けで、0円運用も可能な反面サポートはオンライン限定です。
このようにKDDIグループ内でも、サポート充実のau、中間のUQ、自由度最重視のpovoとサービスが分かれています。
ご自身のニーズに合ったものを選ぶと良いでしょう。
povo2.0のメリット(長所)
圧倒的なコストパフォーマンス
なんといっても基本料金0円から始められる点が最大のメリットです。
使わなければ一切料金がかからず、必要な時だけ支払えば良いので、スマホ代を劇的に節約できます。
「データを使っていないのに毎月定額料金を払うのはもったいない」という方には理想的なプランです。
例えばサブ機や子供の見守り用端末など、使わない月がある場合でも維持費0円で保持できます。
柔軟なトッピングで自分専用プランを構築
povo2.0はトッピングの組み合わせ次第で様々な使い方ができます。
データ容量をまとめ買いして長期間使うもよし、必要なときだけ1日データ使い放題にするもよし、音声通話定額を付けて通話重視にすることも可能です。
毎月使うデータ量が変動する人でも、月ごとに自由にトッピングを調整できるため「使いすぎて速度制限」「使わなかったデータの繰越」などを気にする必要がありません。
自分のライフスタイルに合わせプランをカスタマイズできる自由度の高さは大きなメリットです。
auと同じ高品質な通信回線
格安SIMというと通信速度やエリアが不安…という方もいるかもしれませんが、povo2.0はauのメイン回線を利用しています。
そのためエリアは広大で地下や山間部でも繋がりやすく、5Gにも対応済みです。
通信速度も、通常時であればau契約者と同等の高速データ通信が可能です(トッピング購入時)。
大手キャリアのインフラを使える安心感があり、通信品質面でのデメリットはほとんどありません。
契約期間の縛りなし・違約金なし
povo2.0にはいわゆる「◯年縛り」のような最低利用期間がなく、解約違約金もありません。
使ってみて合わなければいつでも解約・他社へMNP転出が可能です(手数料も0円)。
また契約事務手数料も基本的に無料(※同一名義で短期間に5回線以上契約する特殊な場合を除く)なので、気軽に試すことができます。
この身軽さはユーザーにとって大きな利点です。
副回線・デュアルSIM運用に最適
povo2.0はサブ回線としても非常に優秀です。
eSIMに対応しているため、お使いのスマートフォンで他社SIMと併用してデュアルSIM運用ができます。
メインは他社の大容量プランを使いつつ、サブでpovo2.0を入れておけば、例えばメイン回線にトラブルがあった際のバックアップ通信や、povoの0円着信を活かして仕事用・公開用の電話番号をセカンドラインとして持つことも容易です。
基本料がかからないので「持っていて損しない」サブ回線と言えるでしょう。
実際、povo2.0をデータ専用サブSIMや予備の電話番号として契約しているユーザーも多いです。
povo2.0のデメリット(短所)
180日ルールによる実質維持費
基本料0円とはいえ**完全に0円で永続利用することはできません。
povo2.0では「最後に有料トッピングを購入してから180日以内に一度も有料トッピング購入がない、または通話料・SMS送信料の合計が660円未満」の場合、回線が順次利用停止となり、最終的に契約解除の対象になります。
言い換えると最低でも180日に一度は何らかの有料利用が必要ということです。
例えばデータトッピングを1回購入する、あるいは有料通話やSMS送信を合計660円以上利用するといった条件を満たす必要があります。
この条件自体はそれほどハードルが高いものではありませんが、忘れて放置してしまうとせっかく取得した電話番号が使えなくなってしまうリスクがあります。
したがって実質的には半年で数百円程度の維持費がかかると考えておきましょう(※180日以内に最安330円程度のトッピングを1回買えば条件クリアとなります)。
全てセルフサービスで手続きが必要
povo2.0は申し込みからアフターサポートまで基本的にオンラインで自分で行う必要があります。
店頭で店員さんに質問しながら契約したり、困ったときにショップで対面サポートを受けたりといったことができません。
公式サイトのサポートページやチャットボットは用意されていますが、ある程度自分で調べて解決する自己解決力が求められます。
スマホやネット操作に不安がある初心者にとっては、このセルフ手続きの部分がデメリットになるかもしれません。
音声通話料が割高で通話定額は有料オプション
povo2.0は通話オプションを付けない場合、通話するごとに料金が発生します(22円/30秒)。
頻繁に電話をかける人にとって、この従量課金は割高に感じられるでしょう。
一応「5分以内かけ放題」「無制限かけ放題」の通話トッピング(月額550円〜)がありますが、それらも別途有料です。
au等で標準付帯していたかけ放題が欲しい場合は自分で付けなければならず、通話中心のユーザーにとってはデメリットといえます。
(※裏を返せば、電話をほとんどしない人は通話定額にお金を払う必要がないので無駄がないというメリットでもあります。)
一部利用できないサービス・機能がある
前述の通り、auのキャリアメール(@ezweb.ne.jpや@au.comのアドレス)はpovo2.0では提供されません。
そのためキャリアメール宛の連絡を使っていた人は代替としてフリーメール(Gmail等)やSMS/+メッセージなどに切り替える必要があります。
また、auの各種割引サービス、安心ナビやジュニアケータイ向けの機能等も利用不可となります。
海外ローミングも注意が必要で、povo2.0では事前に「海外データトッピング」を購入しないと海外でデータ通信ができません(音声通話・SMSは従量課金で利用可能ですが、割高になる可能性があります)。
このように、従来大手キャリアで当たり前に使えていた細かなサービスの一部が使えなくなる点には注意しましょう。
支払い方法が限られる
povo2.0の支払いは基本的にクレジットカードまたは対応する後払いサービス(現在は「Paidy(ペイディ)」に対応)となっています。
口座振替や代引き、携帯料金合算払いなどには対応していません。
クレジットカードを持っていない人でもPaidyを利用すれば契約可能ですが、Paidyはあと払い用のサービスのため事前登録などが必要です。
他の格安SIMではデビットカードやプリペイドカード払いに対応しているところもありますが、povo2.0では現状使えないので注意が必要です。
これらのデメリットはありますが、裏を返せば「手間を惜しまなければ圧倒的に安い」というのがpovo2.0です。
サポートが少ない分、自分で情報収集し解決できる方や、とにかく費用を抑えたい方には大きな問題ではないでしょう。
povo2.0でできること・できないこと
基本プラン(0円)でできること
データ通信(低速)
高速データ残量がゼロの状態でも、128kbpsという低速ながらデータ通信が可能です。
メール送受信や簡易的なLINEテキスト送信程度であれば使えます。
通信容量も無制限なので、我慢すればずっと通信費0円で運用することも理論上可能です。
音声通話の着信
電話番号付き(音声対応)の契約であれば、着信通話は無料です。
相手からかかってきた電話を受けるだけなら何時間話しても料金はかかりません。
緊急電話(110番/119番等)への発信もSIMが有効であれば利用可能です。
SMSの受信
音声対応契約ではSMS受信が無料なので、各種認証コードの受信や短文メッセージの受信ができます。
基本プラン(0円)でできないこと・追加料金が必要なこと
高速データ通信
快適な速度でインターネットや動画視聴等を行うにはデータトッピングの購入が必要です。
トッピング未購入時は常に128kbpsに制限されます。
大量の画像閲覧や動画再生は実質難しい速度です。
音声通話の発信
電話をかける際は30秒ごとに22円の通話料がかかります。
長電話をすると料金が積み上がるため、頻繁に電話する場合は通話定額トッピング(月額550円〜)の追加を検討しましょう。
なお着信は無料ですが、発信はワンコールであっても有料になる点に注意です。
SMSの送信
SMSを送る場合は1通につき3.3円の料金が発生します(70文字を超える長文は自動で複数通に分割され課金)。
LINE等の代替手段を使えば避けられますが、ショートメッセージを送りたい時は有料になります。
国際ローミング通信
povo2.0では国内0円運用中にそのまま海外へ行ってもデータ通信はできません。
海外で使う場合は事前に「海外データトッピング」を購入しておく必要があります(利用国に応じて1日◯MB◯円などプランあり)。
音声通話についても、海外からの発着信は国際通話料金が高額になるため注意が必要です。
短期旅行では、必要に応じて海外用トッピングか現地SIMを利用しましょう。
キャリア独自サービス
povo2.0契約ではauの提供する独自サービス(キャリアメール、留守番電話基本機能、迷惑電話撃退サービス等の付帯サービス)は原則利用できません。
必要な場合はトッピングで「留守番電話サービス」(月額330円)などを追加購入する形となります。
例えば留守番電話を利用したい場合、povo2.0では有料オプション扱いになる点は覚えておきましょう。
このように、povo2.0は0円で維持できる範囲と、有料になる範囲が明確に分かれています。
うまく使えば極限までスマホ代を抑えられますが、通常のスマホ同様に使いたいならその分のトッピング費用が必要です。
自分が何をどれくらい使うかを意識して、必要なサービスだけにお金を払うというスタンスで利用すると良いでしょう。
povo2.0のデータ専用プランとは何か?(通話なしSIMの特徴)
povo2.0には、大きく分けて「通話+データ」の通常プランと、「データ専用」のプランの2種類があります。
「データ専用プラン」とは、音声通話やSMS機能を省いたデータ通信専用の契約形態です。
こちらを選ぶと電話番号が付与されず、純粋にデータ通信だけを利用することになります。
データ専用プランの主な特徴と注意点は以下の通りです。
音声通話・SMSが利用不可
データ専用プランでは電話番号が発行されないため、音声通話の発着信およびSMSの送受信は一切できません。
電話をかける/受ける用途やSMS認証には使えないので注意してください。
LINEやZoomなどインターネット通信を使った通話・メッセージは可能ですが、電話番号が必要な場面(各種認証やSMS通知受信)では代替手段が必要になります。
eSIM限定提供
データ専用プランは物理SIMカードではなくeSIMのみで提供されています。
お使いの端末がeSIMに対応していない場合、このプランは契約できません(対応端末でない場合は「通話+データ」プランを契約する必要があります)。
手持ちのスマホやタブレット、PCがeSIM対応か事前に確認しましょう。
本人確認書類の提出不要
音声通話なしのデータ通信専用契約は、携帯電話不正利用防止法上の本人確認義務の対象外です。
そのためpovo2.0データ専用プランでは、運転免許証などの本人確認書類提出が不要となっています。
オンラインで申し込み手続きをすれば最短数分で利用開始できる手軽さがメリットです(※申し込み時には本人名義の決済手段登録およびSMSを使った認証があります)。
年齢制限
データ専用プランは契約者年齢が18歳以上に限定されています。
本人確認書類なしで契約できる反面、未成年名義では申し込めない点に注意してください(18歳未満の方が利用したい場合は親名義で契約するか、通話SIMプランの契約が必要です)。
他社からの乗り換え(MNP)不可
データ専用プランは新規契約のみ受け付けています。
他社から番号を引き継ぐMNPは電話番号が存在しないため行えません。
現在利用中の電話番号を移したい場合はデータ専用ではなく通話プランで契約してください。
一度契約後の変更制限
データ専用プランから後で「通話+データ」プランに変更することはできません。
もし将来的に電話番号が欲しくなった場合は、新しく通話プランを別途契約する必要があります(その際、データ専用プランは解約することになります)。
逆に通話プランからデータ専用プランへの変更も不可です。
契約タイプの変更には再契約が必要となりますので、申し込み時にどちらが適切かよく検討しましょう。
データ専用プランはどんな人に向いている?
このプランは主に「データ通信だけ安く使いたい」というニーズに応えるものです。
例えばタブレットやモバイルWi-Fiルーター、PCの内蔵データ通信モジュールなど、通話をしない端末で利用したい場合に適しています。
音声通話用には他の電話番号を持っていて、データ回線を追加したいケース(副回線のデータSIMとして)にも便利です。
eSIM対応スマホで、メイン回線とは別にデータ通信専用の回線を持たせたい場合にも有用でしょう。本人確認不要で即時開通できるので「とりあえずデータ通信用のSIMが今すぐ欲しい」というシーンでも役立ちます。
一方で、データ専用プランは電話番号がないことで発生する制約もあります。
例えば多くのスマホサービスで本人確認にSMS認証が使われていますが、このSIMではSMSが受け取れません。
代わりに他の番号で認証するか、認証自体が不要な方法を探す必要があります。
また緊急通報(110/119)やフリーダイヤルへの発信も電話番号が無いのでできません。
このように割り切った使い方になることを理解して契約することが大切です。
まとめると、povo2.0データ専用プランは「通信モジュール的にデータだけ使いたい端末用」と割り切れば非常に安価で便利ですが、普通のスマホ用途でメイン回線にするのは不便が大きいです。
音声通話をする可能性が少しでもあるなら、通話プランで契約しておき必要なときだけ通話料を払う方が無難でしょう。
povo2.0の料金トッピング一覧
povo2.0で追加購入できるトッピングの種類と料金を整理します。
トッピングは大きく分けて「データトッピング(通信容量)」「通話トッピング(かけ放題オプション)」「コンテンツトッピング(特定サービス使い放題)」のカテゴリがあります。
2025年現在、主なトッピングメニューは以下の通りです(料金はすべて税込)。
データトッピング(高速データ通信容量の追加)
データ追加1GB(有効期間7日間):390円
データ追加3GB(有効期間30日間):990円
データ追加20GB(有効期間30日間):2,700円
データ追加60GB(有効期間90日間):6,490円
データ追加150GB(有効期間180日間):12,980円
※長期利用向けに365日間有効の大容量トッピングも存在し、例えばデータ追加120GB(365日間)21,600円等があります。
まとまった容量をまとめ買いすると1ヶ月あたり単価を抑えられるメリットがあります。
データ使い放題(24時間):330円
データ使い放題(7日間):不定期提供(キャンペーン等で登場する場合があります)
通話トッピング(音声通話定額オプション)
5分以内通話かけ放題:月額550円
(1回5分以内の国内通話がかけ放題。5分超過時は通常料金課金)
通話かけ放題:月額1,650円
(国内通話が時間無制限でかけ放題)
留守番電話サービス:月額330円
(伝言メッセージの預かり機能)
※通話トッピングはいずれも購入後すぐ利用可能で、解約しない限り毎月自動更新されます。
不要になった場合はpovoアプリから解約手続きをしてください。
コンテンツトッピング(特定サービス使い放題)
DAZN使い放題パック(7日間):760円
(スポーツ動画配信サービス「DAZN」が7日間見放題+その視聴データ通信料も無料)
smash.使い放題パック(24時間):220円
(エンタメ動画アプリ「smash.」が24時間見放題+その通信料無料)
※コンテンツトッピングは期間限定で対象サービス(動画等)が使い放題になるユニークなオプションです。興味のあるコンテンツを必要な時だけ契約できます。
海外データトッピング(海外ローミング用データ)
【レギュラー】海外データ◯◯MB(24時間):例)◯◯円
【エリア】海外データ◯GB(3日間):例)アジア周遊1GB 1,980円 等
【ワイド】海外データ◯GB(7日間):例)世界周遊3GB 5,980円 等
(行く国・地域に応じて複数のプランがあります。渡航前に購入しておくと海外到着後にすぐデータ通信が使えます)
※海外データトッピングはデータ専用プランでは購入できません(音声対応プラン契約者のみ購入可能)。また音声通話の国際ローミング料金は別途従量課金となります。海外渡航の際は公式サイトの案内をよく確認してください。
以上が主なトッピング一覧です。
この他にも時期によってキャンペーン的なトッピング(例:期間限定のデータ増量ボーナス等)が登場することもありますが、基本的なラインナップは変わらず提供され続けています。
必要なトッピングだけを選んで購入することで、自分だけのプランを作れるのがpovo2.0の魅力です。
例えば「普段はWi-Fi中心であまり使わないが、たまに外出先で大容量通信したい」という場合は、基本0円で置いておき必要な日の前日に「データ使い放題(24時間)330円」を買う、といった使い方ができます。
逆に毎月コンスタントにある程度のデータを使う人は「60GB(90日) 6,490円」を購入して3ヶ月分まとめて確保すると、1ヶ月あたり約20GB・2,163円相当となり割安です。
このようにライフスタイルに合わせて自由にコストコントロールできる点で、povo2.0のトッピングは非常に柔軟なツールと言えるでしょう。
povo2.0のトッピング購入方法【povo2.0 トッピング 方法】
実際にpovo2.0でトッピングを購入する方法を解説します。
トッピング追加購入手順
1. povo2.0公式アプリを起動する
povo2.0では契約者向けに専用アプリ(iOS/Android)が提供されています。
契約後にスマホにインストールし、ログインしておきましょう(au IDでログインします)。アプリを開くと現在のデータ残量や契約状況が表示されます。
2. 追加したいトッピングを選択する
アプリのホーム画面から「トッピングを追加」あるいは現在の残量表示の下にある「+」ボタンをタップします。
すると購入可能なトッピング一覧がカテゴリ別に表示されます。
データ容量、通話オプション、コンテンツなど目的のカテゴリを選び、その中から希望のトッピングをタップしましょう。
例えばデータを追加したい場合は「データ追加◯GB」「24時間使い放題」等の一覧が出ます。
3.トッピングの詳細を確認し購入手続きへ
トッピングを選ぶと、料金や有効期間など詳細が表示されます。
問題なければ「購入」ボタンを押します。すると支払い確認の画面になるので、登録済みのクレジットカード等で決済を行います(基本的には契約時に登録した支払い方法に請求されます)。
購入確定前にもう一度内容をよく確認しましょう。
4.トッピング適用完了
購入処理が完了すると、ほぼリアルタイムでそのトッピングが適用されます。
データトッピングなら残データ容量に購入分が反映され、すぐ高速通信が可能になります。
通話かけ放題トッピングならすぐ定額通話が利用できます。
アプリ上で「適用中」のトッピング一覧に追加されたことを確認してください。
以上でトッピングの追加は完了です。
自動継続と手動購入について
自動継続と手動購入の注意点としてデータトッピングについては基本的に「都度購入」で、有効期限が来れば消滅し、自動更新はされません。
必要な場合は再度アプリから購入手続きをしてください。
ただし通話トッピング(5分かけ放題/完全かけ放題)は毎月自動継続となります。
解約したい場合はアプリのホーム画面で「適用中」の通話トッピングを選び、解約手続きを行います。
解約しない限り翌月以降も同じ通話オプション料金が発生し続けるので、必要なくなったら忘れず解除しましょう。
「オートチャージ」機能について
povo2.0アプリには、データ残量がなくなったり有効期限が切れた際に自動で同じトッピングを購入してくれる「オートチャージ」機能もあります。
毎回手動で買うのが面倒な場合や、データ切れで通信不能になるのを防ぎたい場合に設定できます。
オートチャージを設定すると指定したトッピングが残量0/期限切れ時に即購入されます(例:残量0になったら自動でデータ追加3GB購入等)。
定期的に同じトッピングを利用する方は活用すると良いでしょう。
プリペイドコード(ギフトカード)での購入について
トッピングはpovo公式サイト上やコンビニ等で販売されているプリペイドコード(ギフトカード)を利用して購入することも可能です。
例えばローソンでpovoギフトカードを購入し、そのコードをアプリで入力するとデータ容量をチャージできます。
クレジットカードを使いたくない場合や、プレゼントとして他人にデータを贈りたい場合などに利用できます。
通常はアプリ内購入で問題ありませんが、こうした別購入手段もあると覚えておいてください。
povo2.0を新規契約して電話番号を取得する方法【povo2.0 電話番号 取得】
ここでは、povo2.0を新規に契約して新しい電話番号を取得する手順を解説します。
他社からの乗り換えではなく、新しく番号を発行するケースです。現在スマホを初めて持つ方や、サブの電話番号が欲しい方はこの手順になります。
電話番後の取得手順
1.対応端末の用意
まずpovo2.0が利用できる端末を用意します。
現在のスマホをそのまま使う場合はSIMロック解除済みか確認してください(auの端末ならそのまま使える場合が多いです。他社購入端末はSIMフリー化が必要です)。
またeSIMで契約する場合は端末がeSIM対応かも確認します。
iPhoneならXS以降、Androidも対応機種多数。動作確認端末リストが公式サイトにあるので事前にチェックしましょう。
2.必要なもの準備
本人名義のクレジットカード(またはPaidyアカウント)、本人確認書類(運転免許証やマイナンバーカード等)、そして有効なメールアドレスを準備します。
通話プラン契約では本人確認が必須なので、書類をカメラで撮影できるようにしておきます。
3.povo公式サイトで新規契約申し込み
povo2.0はアプリからも申し込めますが、Webサイトから進めるのが一般的です。
povo公式サイトの「新規契約(電話番号を引き継がず新しく取得)」のページにアクセスし、案内に従って手続きを開始します。
途中でau IDのログインまたは新規登録が求められるので、持っていない場合は無料のau IDを作成します(メールアドレス登録のみで簡単に作れます)。
4.契約タイプの選択
通話+データプランかデータ専用プランかを選択します。
新しい電話番号を取得したい場合は**「通話+データ」を選んでください(データ専用では番号が発行されません)。
SIMタイプも「SIMカード」か「eSIM」か選びます。
手元の端末がeSIM対応で今すぐ開通したいならeSIMが便利です。
物理SIMを希望する場合は郵送になります。
5.契約者情報の入力と本人確認
契約者の氏名・住所・連絡先などをフォームに入力します。
次に本人確認書類のアップロードがあります。
スマホやPCのカメラで書類を撮影しアップロードしてください。
場合によっては追加で自分の顔と書類を撮影する「eKYC(オンライン本人確認)」が求められます。
画面の指示に従って進めましょう。
未成年の場合は親権者の同意書が別途必要になることがあります(13歳以上〜未成年はWebフィルターの設定も必要)。
6.支払い方法の登録
クレジットカード情報を入力して支払い方法を設定します。
カードを持っていない場合はPaidyあと払い用の電話番号やメール登録など別途案内に従います。
基本料0円とはいえ、有料トッピング購入や通話料の支払いのために必ず決済手段を登録する必要があります。
7.申し込み内容の確認・完了
プラン種別(通話+データ)、SIMタイプ、支払い方法など全ての情報を確認し、問題なければ申し込みを確定します。
これで契約手続きは完了です。
eSIMの場合は即時に開通手続きに移れます。
物理SIMカードの場合は登録住所へ数日以内にSIMカードが発送されます。
SIMカードには電話番号等が書かれた台紙が同封されます。
8.初期設定と開通作業
eSIM契約を選んだ場合、申し込み完了画面やメールに記載のQRコードを使って端末にプロファイルをダウンロードします。
iPhoneの場合はカメラでQRコードを読み取り、「モバイル通信プランを追加」を行います。
Androidの場合もQRコード読み取りや手動コード入力でeSIM情報を端末に登録します。
物理SIMの場合はSIMカード到着後、スマホに挿入してください。
9.SIMカードの有効化
SIM/eSIMを端末に入れただけでは通話・通信はまだできません。
povoアプリまたはWeb上で「開通手続き(回線切替)」を実行します。
これは本人がSIMを受け取ったことを確認し、回線を有効化する操作です。
アプリにログインすると「SIMを有効化する」ボタン等がありますので押してください。
MNPではない新規契約の場合、申し込みから一定時間経過後に自動で開通する場合もあります。
開通後は登録した電話番号が有効になります。
番号はマイページや台紙で確認できます。
10.通信・通話テスト
開通が完了したら実際に利用できるかテストしましょう。
スマホのWi-FiをOFFにしてインターネットに接続できるか(128kbpsでもサイトが開けばOK)、発信テスト番号111(通話料無料)に電話をかけガイダンスが流れるか確認します。
問題なく利用できれば、新規契約で電話番号取得の手続きはすべて完了です。
以上が新規契約の流れです。
初めてでも手順通り進めれば難しくありません。
申し込みからeSIM開通までは早ければ30分程度で完結します。
物理SIMでも数日でSIMカードが届き、その後数分の設定で利用開始できます。
他社からpovo2.0へ乗り換える方法(MNP転入の手順)
次に、現在使っている携帯電話番号をそのまま引き継いでpovo2.0に移行する方法を説明します。
この手続きはMNP(Mobile Number Portability)と呼ばれ、電話番号を変えずにキャリアを変更する際に利用します。
MNP予約番号の取得
現在契約中の携帯電話会社から「MNP予約番号」を発行してもらいます。
各社のWebサイトや電話窓口で手続き可能です(例:ドコモならMy docomo、SoftBankならMy SoftBank等で手続き)。
MNP予約番号は有効期限が発行日含め15日程度あるので、その間にpovo2.0の手続きを完了させます。※au・UQ・povo1.0から移行する場合はMNP予約番号は不要です(後述)。
契約名義の確認
MNP転入する場合、転出元(現在のキャリア)と転入先(povo)の契約者名義が同一である必要があります。
家族名義の番号を自分名義で契約する、といったことはできません。
事前に名義を揃えておきましょう。
対応端末・本人確認書類等の準備
新規契約と同様、SIMフリー端末や本人確認書類、クレジットカード等を用意します。
MNP転入手順
1.povo公式サイトで乗り換え申し込み開始
povo2.0公式サイトの「他社からお乗り換え」ページにアクセスします。案内に沿って手続きを進めましょう。
「他社から乗り換え(MNP)」を選択すると、最初にau IDログイン画面になります。au IDでログインまたは新規登録を行います。
2.乗り換え元情報の入力
現在使用中の電話番号と取得したMNP予約番号、有効期限を入力します。さらに転出元の携帯会社名(ドコモ/ソフトバンク等)や契約者名、生年月日などを求められます。
これは番号引継ぎの照合に必要な情報ですので正確に入力してください。
3.プラン/SIMタイプ選択
新規契約時と同様、povo2.0で契約するプラン(通話+データ or データ専用)とSIMカードタイプ(物理SIM or eSIM)を選びます。
電話番号を引き継ぐ場合は基本「通話+データ」プランになります(番号を引き継いでデータ専用にすることはできません)。SIMタイプはお好みで選択します。
4.契約者情報・本人確認書類アップロード
契約者の基本情報を入力し、本人確認書類を提出します。ここは新規契約時と同じ流れです。
現在使っている回線が本人名義でない場合はMNPできませんので注意してください。
本人確認がスムーズに完了すると次へ進みます。
5.支払い方法登録
利用料金支払い用のクレジットカード情報などを入力します(新規契約時と同様)。
6.申し込み内容確認・完了
MNP転入の申し込み内容を最終確認し、問題なければ確定します。
この時点ではまだ今の回線は切り替わっていません。
povo側の審査・処理が完了すると、eSIM情報の発行またはSIMカードの発送が行われます。
7.SIM受け取り・開通準備
eSIMの場合、申し込み完了後に表示されるQRコードを保存またはメールで受け取ります。
物理SIMの場合は到着を待ちます。
SIMが手元に準備できたら、自分のスマホにeSIMプロファイル追加(またはSIMカード挿入)を行います。
ただしこの時点では通信はまだ不可です(MNP切替前なので)。
8.回線切替(MNP開通)手続き
povo2.0アプリまたはWebマイページから「回線切替」手続きを行います。
通常、MNPの場合は利用開始のタイミングを自分で指示する必要があります(自動では切り替わりません)。
アプリに「回線を切り替える」ボタンが表示されるので、それを押すと現在のキャリアからpovoへの番号移行が実行されます。
ボタン押下後、数分〜最大1時間程度で切替完了します(時間帯によっては即時)。切替中は一時的に電話が使えない時間が発生します。
9.開通確認
回線切替が完了すると、今まで使っていたSIMが圏外になり、povo2.0側のSIM/eSIMで通信・通話が可能になります。
スマホの設定でモバイルデータ通信がpovoのAPNに切り替わっているか確認し、通信テスト・通話テストを行いましょう。
無事に通信できればMNP乗り換え完了です。
以前のキャリア契約は自動解約となり、以降の料金請求はpovo2.0に発生します。
au/UQ/povo1.0からの移行の場合
現在auまたはUQ mobile、旧povo1.0を利用している方がpovo2.0へ変更する場合、MNP予約番号を取得する必要はありません。
povo公式サイトの「au/UQ/povo1.0から変更」メニューから手続きできます。
au IDでログインすると現在の契約情報を引き継いで申し込みが可能です。
この場合、回線切替もオンラインで即時に行われ、電話番号もそのままpovo2.0で利用できます。
手続き中にサービスが中断する時間はほとんどなく、スムーズに移行できます(基本翌日までにはpovo2.0回線に切替完了)。
なお、auから移る場合はauで使っていた端末保証や各種オプションが継続されない点に注意し、必要ならpovo側で代替サービスを検討しましょう。
MNP乗り換え時の注意点
MNP予約番号の有効期限には余裕を持って手続きしてください。
povo側での申し込み時に有効期限○日以上残っていないと受け付けてもらえない場合があります(一般的に有効期限が10日以上残っていることが望ましい)。
転出元の契約に違約金や端末残債がないかも確認しましょう。
現在は違約金が廃止されている場合が多いですが、古いプランだとかかることもあります。
また分割払い中の端末代は引き続き元キャリアから請求されます。
MNP転入時、旧キャリアのメールアドレス(キャリアメール)は使えなくなります。
必要なメールは事前にバックアップしておくか、移行先を周知しましょう。
povo2.0へMNPして回線切替を実行すると、元のキャリアの契約は自動解約されます。
日割り計算等は元キャリアの規定に従います。
携帯番号ポータビリティの転出手数料は現在ほとんどの社で無料ですが、確認しておきましょう。
povo2.0をiPhoneで使う方法(初期設定とAPN設定)
iPhoneでpovo2.0を利用する際の設定手順を説明します。
対応端末の中でもiPhoneは比較的設定が簡単ですが、OSのバージョンによってAPN設定が必要になる場合があります。
以下のポイントを押さえておきましょう。
1.SIMロック解除の確認
もしキャリアから購入したiPhoneを使う場合、事前にSIMロックが解除されているか確認してください。
auで購入したiPhoneならpovo2.0(au回線)はSIMロック解除なしでそのまま使えます。
ドコモやソフトバンク購入iPhoneの場合は各社の手続きでSIMフリー化が必要です(Webで無料でできます)。
Apple Storeで購入したSIMフリー端末ならそのままOKです。
2.eSIMの場合の設定
povo2.0をeSIMで契約した場合、届いたQRコードをiPhoneで読み取ってプロファイルをインストールします。
手順: iPhoneで「設定」アプリを開き、「モバイル通信」→「モバイル通信プランを追加」を選択します。
カメラが起動するので、別の端末で表示したQRコードを読み取ります。
読み取りが成功すると「セルラープランが検出されました」と表示されるので、「モバイル通信プランを追加」をタップします。
これでiPhoneにpovo2.0の通信プランが登録されます。
デュアルSIMで使う場合はプラン名(例:「povo」)を設定し、デフォルトのデータ通信・通話にどちらのプランを使うか設定します。
メイン/サブの優先度を決めて完了です。
3.物理SIMの場合の設定
povo2.0のSIMカードが届いたら、iPhoneのSIMスロットに挿入します。
ピンでトレイを開け、SIMをセットしてください。iPhoneを起動すると「新しい携帯電話プランが検出されました」と表示される場合があります。
その際は画面の指示に従って追加を完了します。
4.APN設定(アクセスポイント名)の確認
iPhoneの場合、iOSのバージョンによってはAPN設定プロファイルのインストールが必要になることがあります。
iOS15以降にアップデート済みのiPhoneであればAPN設定は不要です。
povo2.0のSIMを認識すると自動的に適切な設定が適用され、「povo」回線として通信できます。
iOS14.5〜14.8の場合、一部の古いiOSでは自動設定に不具合があり、手動でAPN構成プロファイルをインストールする必要があります。
povo公式サイトからAPN構成プロファイル(.mobileconfigファイル)をダウンロードし、インストールしてください。
公式サイトのサポートページに「APN設定プロファイルをダウンロード」のリンクがあります。
iPhoneのSafariでそのリンクをタップし、設定アプリからプロファイルをインストールします。インストール後に端末を再起動すると適用されます。
プロファイルインストール時の注意として、既に他社のAPNプロファイルが入っている場合は削除してからpovoのものを入れてください。
iPhoneの「設定」→「一般」→「プロファイル」に残っている他社プロファイルをタップし「削除」します。その後povoのプロファイルをインストールします。
5. 5G通信設定
povo2.0は5G対応です。
iPhone 12以降の5G対応モデルで、対象エリア内であれば5G通信が可能です。
特に追加の設定は不要ですが、「設定」→「モバイル通信」→「通信のオプション」で5Gオンになっているか確認しましょう(デフォルトでは自動またはONになっています)。
5Gエリア外では自動的に4G LTEに切り替わります。
6. 動作確認
設定が完了したら、iPhoneで正常に通信・通話できるか確認します。
Wi-FiをOFFにしSafariでウェブページを開いてみてください。
povo未トッピング状態だと128kbpsなので読み込みに時間がかかりますが、表示できれば通信OKです。
次に電話アプリで試験番号111に発信し、ガイダンスが流れれば通話もOKです。
表示されるキャリア名はiOS14.5以降なら「povo」と表示されます(それ以前は「au」と表示されることがありますが問題ありません)。
+メッセージの利用
au・UQ・povoは共通で、電話番号を使ったメッセージサービス「+メッセージ(プラスメッセージ)」が利用可能です。
App Storeから+メッセージアプリをダウンロードし、povoの電話番号で初期設定すれば、大手キャリアと同様にテキストや写真のやり取りができます。
SMSより長文や画像に強いので、知人との連絡に活用しても良いでしょう(相手も+メッセージ対応の場合は通信料のみで送受信できます)。
トラブル時
もしiPhoneでpovo2.0を入れてもうまく繋がらない場合、以下を確認してください。
・SIMカードが正しく挿入されているか/eSIMプロファイルがきちんと追加されているか。
・iOSを最新バージョンにアップデートしてみる(プロファイルなしで利用できるようになる可能性があります)。
・設定→モバイル通信でpovo回線がオンになっているか、モバイルデータ通信のAPN欄に「povo.jp」と表示されているか。
・機内モードON→OFFや端末再起動を試す。
大抵はこれらで解決します。
どうしても繋がらない場合は公式サポートFAQを参照するか、チャットサポートに問い合わせてみましょう。
povo2.0をAndroidスマホで使う方法(初期設定とAPN設定)
Android端末でpovo2.0を利用する場合の設定手順です。
Androidは機種により設定画面や対応状況が異なりますが、基本的な流れは共通しています。
1.対応端末の確認とSIMロック解除
お使いのAndroidスマホがpovo2.0に対応しているか確認します。
対応端末一覧が公式サイトに掲載されています。
5G対応状況や動作確認内容もあるので事前チェックをおすすめします。
基本的にはau回線の周波数帯に対応したSIMフリーまたはSIMロック解除済みスマホであれば利用可能です(au購入端末なら原則SIMロック解除不要、他社購入は解除が必要)。
またeSIM対応か否かも確認しましょう。
2.SIMカードまたはeSIMの準備・挿入
eSIM契約した場合は、iPhone同様QRコードからeSIM情報をダウンロードする必要があります。
Androidの場合、メーカーやOSによって手順が少し違いますが、多くは「設定」→「ネットワークとインターネット」→「モバイルネットワーク」→「モバイルプランをダウンロード」などのメニューからQRコード読み取り画面に進めます。
そこでQRコードをスキャンし、eSIMプランを追加します。
物理SIMの場合は端末のSIMスロットにpovoのSIMカードを挿入してください。
3.APN設定(アクセスポイント名)の手動入力
Android端末ではAPN(Access Point Name)の設定を自分で行う必要があるケースが多いです。
特にauやUQで購入したAndroidでも、povo2.0ではAPNを手動設定する必要が生じる場合があります。
一部の新しい機種ではpovoのAPNがプリセットされ自動認識することもありますが、繋がらない場合は以下の手順で設定してください。
設定アプリを開く
「ネットワークとインターネット」もしくは「無線とネットワーク」→「モバイルネットワーク」を選びます(機種によって文言が異なります)。
「アクセスポイント名(APN)」の項目を探しタップします。
現在のAPN一覧が表示されるので、右上の「+」または「新しいAPN」を選択して新規APNを作成します。
APN情報の入力: 以下の値を入力します。
名前:`povo2.0`(任意の名前。識別用に分かりやすい名前を付けます)
APN:`povo.jp`
ユーザー名:空欄
パスワード:空欄
認証タイプ:なし
APNプロトコル:`IPv4/IPv6`
APNローミングプロトコル:`IPv4/IPv6`
その他の項目(MCCやMNC、MVNOタイプ等)は自動設定されるか入力不要です。
入力が終わったらメニューから「保存」をタップします。
保存後、APN一覧に追加した「povo2.0」APNが表示されるので、そのラジオボタン(○)をタップして選択状態にします。
これでAPN設定は完了です。
ステータスバーに4Gや5Gの表示が出ていれば通信準備OKです。
(※機種によってはAPN編集画面の項目名が多少異なります。例えば「APNプロトコル」が「APNタイプ」として細かく選択するようになっている場合もあります。基本的にはデフォルト設定のまま、APN名とAPN(アクセスポイント)だけ合致させれば問題なく通信できます。)
4.通話設定
特に設定の必要はありませんが、デュアルSIM端末で複数SIMを入れている場合は、どのSIMを通話に使うか指定しておきましょう。
「通話の設定」でpovoのSIMを通話に使う/使わないを選べます。
また、発信者番号通知設定なども標準電話アプリの設定から確認してください(povoだからといって特別な変更は不要ですが念のため)。
5.テザリング利用
povo2.0契約のSIMでもスマホのテザリング機能は利用可能です。
APN設定さえ正しければ、テザリング用の特別なAPNは不要です(機種によってはテザリング用APN設定が自動追加されます)。
スマホの設定からテザリングを有効にすれば、PCやタブレットをスマホ経由でインターネット接続できます。
大容量データ利用時は残量や期限に注意して活用しましょう。
6.動作確認
Android端末で設定後、実際にデータ通信と通話ができるかテストします。
モバイルデータをオンにしてブラウザでウェブサイトを開きます。
povo未トッピングの場合は128kbps制限のため読み込みに時間がかかりますが、全く繋がらない場合はAPN入力ミスなどが考えられます。
再度設定を見直しましょう。
通話は発信テスト(111)や家族に試しにかけて確認します。
問題なければ設定完了です。
7.トラブルシューティング
データ通信ができない場合、APNが正しく選択されていないことが多いです。
一度別のAPN(例: auやUQの既存APN)に切り替えてから再度povo2.0 APNを選択しなおす、端末再起動をする、SIM自体を挿し直す等を試してください。
一部au系Android端末ではAPN設定を保存しようとすると「入力データに誤りがあります」とエラーが出ることがあります。
その場合は認証タイプを「CHAP」や「PAP」に変更してみる、MVNOタイプをIMSにして保存、など機種固有の回避策が公式サポートに載っています。
困った場合は機種名+povo APN設定で検索すると解決例が見つかることがあります。
LTE回線しか掴まない場合、端末設定で「5Gを有効」にする項目があればオンにします。
対応周波数の問題で5G非対応の場合もあるので、対応端末一覧を参照してください。
povo2.0をパソコン・タブレット・モバイルルーターで利用するには
povo2.0のSIM/eSIMはスマートフォン以外のデバイスでも利用可能です。
ここではPC(ノートパソコン)やタブレット端末、モバイルWi-Fiルーターで使う場合のポイントを解説します。
タブレット(iPad等)で使う場合
iPadなどセルラー通信対応タブレットでpovo2.0を使うことができます。
基本的な契約手順や設定はスマホの場合とほぼ同じです。
iPadの場合もeSIM対応モデルならeSIMで契約可能です。
iPadOSのバージョンによってはAPNプロファイルのインストールが必要になるケースがあります(iPadOS17以降は不要、それ未満ではプロファイル適用)。
設定アプリの「モバイルデータ通信」からAPNを入力するか、公式サイト提供のプロファイルをインストールしてください。
iPadで音声通話はできませんが、データ専用端末として大画面でネット通信を楽しめます。
パソコンで使う場合(内蔵モジュール or テザリング)
近年の一部ノートPCにはeSIMまたはSIMカードスロットを内蔵し、モバイル通信に直接対応しているモデルがあります。
そのようなPCでもpovo2.0は利用可能です。PC上でプロファイルをインポートするか、APN設定を行うことで通信できます。
Windows11搭載PCなら設定アプリの「モバイルネットワーク」からeSIMプランを追加し、QRコードを読み取ることで設定できます。
APNはスマホと同じく「povo.jp」を指定します。
ただし、PCで直接通信するケースはまだ少数派です。一般的にはスマホのテザリング機能を使い、PCをインターネット接続する方が手軽でしょう。
povo2.0契約のスマホでテザリングを有効にし、PCからWi-Fi接続すれば、スマホがルーター代わりとなってPCで通信できます。
テザリング利用による追加料金はかかりません(通常のデータ容量を消費します)。ノートPCで外出先作業する人にとってpovo2.0は強力な味方になります。
必要な日だけデータ無制限24時間を購入するといった使い方で、ポケットWi-Fiを別途契約するより経済的に済むでしょう。
モバイルWi-Fiルーターで使う場合
市販のSIMフリーのモバイルWi-Fiルーター(ポケットWi-Fi)にpovo2.0のSIMを挿して使うこともできます。
ルーター側でAPN設定を行えば通信開始できます。
APNは同じく`povo.jp`、ユーザー名・パスワード不要です。
機種によってはプロファイルを選択するだけでOKの場合もあります。
povo2.0は基本料0円で維持できるため、モバイルルーター用回線としても優秀です。
必要な月だけデータトッピングを購入して使えば、常時契約のWiMAX等より安く済むケースもあるでしょう。
注意点として、長期間データ通信を行わないと180日ルールに抵触しますので、ルーター運用でも半年に一度は最低限のトッピング購入をお忘れなく。
デュアルSIM活用例
スマホとタブレット両方でpovo2.0を使いたい場合、データ専用プランを活用する手もあります。
例えばスマホは音声対応プランで契約(電話番号付き)、タブレットにはデータ専用eSIMを契約、といった使い分けも可能です。
どちらも基本料0円で、必要なときにそれぞれトッピング購入して使えます。
ただし契約管理が2回線分必要になる点や、維持条件がそれぞれに適用される点(両方180日ルール対象)には注意しましょう。
複数デバイスで活用する際は、それぞれの用途に応じたプラン選択とトッピング計画を立てると良いでしょう。
povo2.0利用時の注意点とよくある質問
最後に、povo2.0を利用する上で覚えておきたい注意事項や、ユーザーから寄せられることの多い質問事項をまとめます。
180日ルールの管理
前述しましたが、povo2.0では180日以内に一度の有料利用が必須です。
うっかり忘れて180日以上放置すると回線停止→解除(解約)となり、電話番号が失われてしまいます。
このルールを守るために、リマインダーを設定したり、あえて半年有効の安価なトッピング(例: 1GB/180日 1,260円など)を入れておくと良いでしょう。
一度購入すればまた期限が延長されるので、定期的に購入日をチェックして運用してください。
もし利用停止になってしまった場合、利用を再開するにはサポート問い合わせが必要になることもあります(停止後早期なら再開可能なケースあり)。
解約になってしまった場合は新規契約し直すしかなく、電話番号も変わってしまうため注意しましょう。
SIMのサイズ・形態
povo2.0の物理SIMはマルチカットSIM(標準SIM・microSIM・nanoSIM兼用)で発送されます。
ほとんどのスマホはnanoSIMサイズなので、一番小さいサイズに切り離して使用してください。
eSIMの場合は紙のSIMカードはなく、QRコード等電子的に発行されます。
SIMカードをなくす心配はありませんが、機種変更時にはeSIM再発行(または移行)手続きが必要になる点を覚えておきましょう。
機種変更する場合
povo2.0では機種変更手続きをキャリア側で行う必要はありません。
自分で端末を用意してSIMを差し替えればそのまま利用できます(SIMフリー端末であること)。
ただし物理SIMからeSIM対応機種に変えた場合、より便利に使うならpovo2.0をeSIMに交換することも可能です。
現在はpovo2.0アプリ上でSIM再発行手続きを行うことで、eSIMプロファイルを発行することができます(再発行手数料無料)。
逆にeSIM契約から物理SIM機種に変える場合も再発行でSIMカードを送付してもらえます。
一度eSIMで契約したからと言って端末変更できないわけではないので安心してください。
連絡先メールアドレス
povo2.0契約ではau IDに登録したメールアドレス宛に重要なお知らせが届きます。
キャリアメールではなく普段使っているフリーメール等を登録しておき、見逃さないようにしましょう。
特に支払いに問題があった場合や利用停止予告などはメール連絡があります。
メールチェックを怠らないようにしてください。
支払い関連
クレジットカードの有効期限切れや限度額オーバーで決済できない場合、トッピング購入ができなくなったり利用停止の原因になります。
povoアプリやWebから常に最新のカード情報を登録しておきましょう。
Paidyを利用している場合も、期日までに請求額の支払いを行わないと利用停止になる恐れがあります。
基本料0円とはいえ有料利用をする際には確実に決済できる状態にしておくことが大切です。
万一支払い失敗が発生した場合、早めに対処しサポートに連絡してください。
サポート窓口
povo2.0には電話でのカスタマーサポートはありません。
問い合わせはチャットサポート(公式サイトやアプリから利用可能)またはメールで行います。
チャットは自動応答とオペレーター対応があります。
急ぎの用件はチャットを使いましょう。
公式コミュニティやFAQサイトも充実しているので、困ったときはまず検索してみるのがおすすめです。
ユーザー同士のQ&Aも公開されているため、有用な情報が見つかることがあります。
解約やMNP転出の方法
povo2.0を解約したい場合、Webのマイページから手続きできます。
手続き完了後は即日解約となり電話・通信が使えなくなります。
MNPで他社に移る場合は、マイページからMNP予約番号を発行できます。
2023年より導入された「ワンストップMNP」にも対応しており、対応事業者同士であれば予約番号なしで乗り換え可能ですが、一般的には予約番号を発行して転出する方法が確実です。
いずれにせよ解約金や転出手数料は無料なので、必要に応じて手続きを行ってください。
解約の際は残っているデータトッピングやギガ活のデータ、特典などは消滅します。
電話番号も解約すると即無効になり元には戻せません(MNP予約番号を使わなかった場合も契約解除になるので注意)。
以上、povo2.0に関する様々な注意点や疑問点を解説しました。
まとめ:povo2.0でスマホ代を賢く節約しよう
ここまでpovo2.0の基本から詳細まで網羅的に説明してきました。
povo2.0は「基本料金0円」で始められる非常にユニークな格安SIMサービスです。
必要なものだけトッピングして支払うモデルのため、使い方次第でスマホ代を大幅に抑えることができます。
初心者の方は最初戸惑うかもしれませんが、本記事で解説したように手順自体は難しくなく、オンラインでスムーズに契約・設定が可能です。
au回線の信頼性と安さを両立したpovo2.0は、サブブランドの中でも際立った存在と言えるでしょう。
最後にpovo2.0をおすすめできる人の特徴を挙げると、
毎月のデータ使用量にムラがある人
使わない月に0円〜最低限で運用でき、使う月だけ必要分買い足せるので無駄がありません。
とにかくスマホ代を安くしたい人
現在大手キャリアで高額プランを使っているなら、povo2.0へ乗り換えることで劇的なコスト削減が期待できます。
2台目・副回線が欲しい人
基本料0円なのでサブ回線維持に最適。緊急用や着信用に持っておいて損はありません。
自分でスマホをカスタマイズして使いたい人
トッピングで自分好みのプランを作れるため、サービスを取捨選択して合理的に使いたい方に向いています。
逆に、店舗でのサポートがないと不安な方や毎月一定量の通信を必ず使う方には、他の定額プランのほうが合う場合もあります。
自分の利用状況を見極めて選択しましょう。
povo2.0は契約も解約も手軽で縛りがないため、「試しに使ってみる」ことがしやすいサービスです。
気になった方はぜひ公式サイトから詳細を確認し、申し込みを検討してみてください。基本料0円ですから、始めてみて損はありません。
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